会長あいさつ
ユニバーサルライフ研究会
会長 下釜 豊広
 私たちユニバーサルライフ研究会は、医療・福祉・建設・福祉用具・教育など人の生活に関わるさまざまな専門職が集まり、高齢者や障害がある人々の快適な暮らし、人が人として尊厳をもって生きていくこと、歳をとることを恐れることなく、住み慣れた環境の中で生き生きと暮らしていける社会を目指し活動を続けている市民ボランティアグループです。
 その具体的な活動としては、“高齢者や障害がある方々にできるだけ外に出て欲しい”という思いから、平成20年「佐世保市近郊バリアフリートイレマップ」のホームページ版を、翌年には、佐世保市との協働事業で「佐世保市近郊バリアフリーグルメマップ」のホームページ版を作成しました。
 そして今回、消費者庁からの「住民生活に光をそそぐ交付金」のお話をいただき、より多くの方に情報をお届けできたらという思いから、グルメマップの冊子化に取り組むことにいたしました。この過程において私たちは、高齢者や障害がある方はもとより、より多くの皆様に活用していただけるような冊子作りを目指し、検討を重ねつつ調査・取材活動を行ってまいりました。
 この冊子が高齢者や障害がある方の“外出のきっかけ”となり、手にとって下さった皆様の何かしらお役に立てれば幸いです。更に、これがバリアフリーへの理解や意識を一層深める契機となり、『高齢者や障害がある方が気軽に外出できる佐世保のまちづくり』につながることも願っております。
 このマップでは、聴覚障害などの状態を表す言葉は「障害」とし、当事者を表す言葉は「障害者(障がい者)」という言葉を用いず、「障害がある方」と表現しています。